翻訳ゲリラ

趣味&英語の勉強で適当に海外の反応の翻訳をします。 ※リンクは何となくプレッシャーになるのでお断りしています。※特定のアニメをシーズン通して翻訳するということはしません。 あくまで個人的に興味があった場合だけとりあげます。 ※誤訳等ありましたら遠慮なく指摘してください。※翻訳元は主にreddit、myanimelistです。

カテゴリ: 海外の反応 灰と幻想のグリムガル

grim4-2


これ以上ないぐらいフラグ立ってましたけど、
これだけの喪失感を共有できるのはアニメの出来の良さ故でしょう。
マナトいなくなったらこのパーティーどうなるんだ、という意味でも。
先週分に続いて、毎週分析を書いている人の長文を訳して追記しました。

(個人的には最終回まで面白く見ましたが、都合上翻訳は4話まで。)

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(海外の反応)


◆マナトがみんなを褒めてるときに、ハルヒロについてだけ何も言わなかったのはなぜなの?
 ハルヒロにはずいぶん意地悪だと思うんだけど、マナトは死ぬ前にハルヒロに、頼むぞって言ってるし。

↑ とりあえず、頼むっていうのはリーダーを任せたということだとは思うけどね。

(※結局上の問いに対してそれらしい返信コメは今ところありませんでした。)






◆エンディングはグリムガル(grimgar)に残酷さ(grim)が現れたな。




↑ 悲しい気分になるべきシーンだというのはわかってるけど、この画像はこのアニメのアートがめちゃくちゃ美しいということを思い出させるね。素晴らしい絵画のようで、魂がこもっていて、力強くて、悲劇的で、絵1枚だけでたくさんの感情を掴まえている。言葉は発しなくてもね。
 今後もしこのアニメがダメになってもこのアートがあるから最後までみるつもり。
 マナト、君はベストを尽くしたよ。グッバイ、rest in peace。



 我々には幸せでのんきなユメが必要だ。



↑ ユメは密かにヒーラーなんじゃ・・・・ ユメを見ると良い気分になれるから。






◆なぜタイトルが「灰の舞う空へ(Sky Dancing with Ash)」なのかわかったよ。


↑ 作品のタイトルに灰が入ってるってことは・・・







◆素晴らしいエピソードだった。個人的にはマナトの死にそれほどインパクトは感じなかったかな。あんまり知らない人だからね。
 でも彼の死の描写と他のメンバーへの影響は本当に凄く良くできてたと思う。
 あとこのセリフもね。
 
 
 ハルヒロはすでにマナトの死の影響でこの世界に対してシニカルになってしまっている。
 「それも金とられるんですか?」 なんていうパワフルなセリフだ。
 


これが俺達にもっと必要なものだよ。カジュアルな会話、それでいてこの世界やキャラクターについての説明にもなっているような。ハルヒロがユメに合わせて揺れてたみたいなね。

ゆっくりと穏やかに。これが命が奪われるということ。



退却するときマナトは矢を受けてなかったのに。



↑ 矢がなかったのは、マナトが矢を受けていたのをパーティー皆は知らないから、それと同じ経験を視聴者にさせようとしたんだろうな。


↑↑ でも彼が矢を受けただろうことは俺達は知ってただろ。ゴブリンが矢を放ってマナトの瞳孔が広がったとき。







◆彼らには新しいヒーラーが必要だな。
 アクア様が必要だ。





◆物語がターニングポイントに入った。
今回のエピソードで起こったことは、この物語を支配するダークな側面だ。
死は誰にでもいつでも起こりうる絶大な力を持つ(omnipotent)ものであるということを、この話は伝えようとしている。

彼らは初めて彼らの行動が死という結果をもたらすことに直面した。

「早く死に過ぎて彼の事はそんなに知らないから、別になんとも思わないよ」って人もいるだろう、それがまさにポイントだ。

このアニメは、ただとても悲しい出来事として死を売りつけたいのではなく、それが他の人々にどのような影響を与えるかに焦点をあてている。彼らが感情的にどのような影響を受けるか、その経験からどのように成長するかということに。

我々も彼らもマナトの人間性を多くは知らない。我々は視聴者として、彼らはチームとして、よりマナトを知る途中の段階だったわけだ。しかし、彼はあっさりと逝ってしまった、永遠に。それは、人間がたった1つのミスで瞬きする間に死んでしまうことを示したものだ。

そして、マナトの死がチームのメンバー達にとってどれだけ辛いものだったかを見せられた。
各キャラクターはそれぞれ違う反応を見せている。そしてそれぞれに違う成長を見せるだろう。
このトラウマは彼らが受けなければならなかった苦しみだ。最初トラウマはゴブリンを殺すことだったが、マナトの死はよりトラウマとなる経験だ。人間の死を知り、今後の1日1日を過ごすことになる。彼らが一人ひとり異なる表情・仕草をみせたのは興味深い。今後、より深みを持ったキャラクターに少しずつ成長していくことを示しているといえる。

マナトの死という代償を払うことになった彼らのミスとはなんだろうか?
彼らは気付かず何度も何度も同じミスを犯していた。

マナトは警戒しすぎだった。彼はどんな小さな傷も、それがただのひっかき傷で少し痛むだけのものでも基本的にそれを治していた。それがスタミナを早く切れさせることにつながった。
彼は仲間の状態がよくないことを怖れていたし、傷の重大度の判断もできなかっただろうから、彼を責めることはできない。
結局は、経験不足とコミュニケーション不足というところに落ち着くんだけど。

彼らは敵に対する知識もなかったから、不意の攻撃をくらうとどうしても失敗する。いつもと違うサイズの敵と武器に上手く対処できなかったのは見ただろう。一番の失敗はクロスボウを使うゴブリンに対する経験が無かったことだ。そして初めて会ったその敵にやられ、代償を支払うことになった。

今、彼らはヒーラーとリーダーと最も知性的なメンバーを奪われたことになる。マナトが多くの役割を担ってたから、マナトを失ったことは特に彼らにとって辛いものとなった。

マナトは金銭管理を担っていた。良い狩場の情報も集めていたし、その日その日何をするかの計画も立てていた。戦略をたて、戦闘時の声かけもしていた。一番は、マナトがみんなを集め、みんなをまとめていた人間だということだ。

シホルにとって、マナトは彼女の弱さを理解し、彼女の心を慰めていた人物だ。今回の最初でそれが強調されたね。

ユメにとって、マナトは最も思いやりのある配慮のある人物だ。他のメンバー、特にシホルのことを気にかけていた。

ハルヒロにとって、マナトはこの世界で最も親しい友人だ。

ランタにとって、うん、たぶんマナトはランタの首に縄を付けていた人物だと思う。

モグゾウにとって、マナトはモグゾウと同じ穏やかな性格をもった安心できる人物だ。

今、これらのすべてを失ってしまった。どれだけ彼らが辛いかわかるだろう。そして、いま彼らにはなんの展望もないし、続けていく意思もない。いずれすぐまた動き出さなければならないが、彼らは自問自答する、どこで別のヒーラーを探せばいいんだ?これから誰がリーダーをやるんだ?同じことを起こさないために、どう戦い方を変えるべきなのか?たぶんこれがこれから起こることだろう。

エンディングの流れが純粋に好きだ。彼らがそれぞれのやり方でマナトに別れを告げている、まかれた灰が風の中に残る間に。
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毎回長文の分析!?を書いている人がいて、それがそこそこ好評らしいので(いいね!がたくさんついてたり、youtubeコメント欄で言及されてたりもするので)、その人の長文の主な所と、その他反応を少しだけ訳してみました。



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(海外の反応)


◆あの小さな風呂事件の続きから話は始まる。
分かっている人もいるだろうけど、その背後にある意味がより明らかになったね。
あれはファンサービスシーンではないし、ファンサービスシーンとは考えられないもので、
彼らのお互いしっくりきていない(discomfort)関係を象徴する舞台装置(device)といえるものだ。

シホルはユメを除いて他のメンバーとかなり距離を置いているように見えるし、
あの数日を過ごした後でも彼らは親しい”友人”になるに至っていない。
彼らはまだどこか他人(strangers)のままで、ほんのちょっとしたことで分裂する可能性をもっている。
パーティーとしての成長は、お互いの関係の難しさを乗り越えることでもある。
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彼らはまだ10代。ホルモンは出っ放しだし、考えは未熟だ。
それがまたリアルなキャラクター描写の一部になっていて、恋愛感情もないのにただ異性に惹かれていたりする。あの年代なら遅かれ早かれ経験するシチュエーションであり、普通の少年・少女であることの現れといえるだろう。

今回のエピソードでは彼らの経済的現状を見ることができた。
ホームレスになりそうな状況にあって、食料も、将来に対する展望もない。まずそれを我々に見せている。そしてボロボロになった下着を新調したらどれだけ幸せかということも。
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彼らは金を稼ぐ差し迫った必要(dire)があるだけでなく、実際にほとんど金を持っていない。こんな感覚を知っている人間は我々の中にはいないんじゃないかな。でも、すごく貧乏で、しかも血塗られた方法でしか金を稼げないことを想像してみれば、とても鬱な気分になるだろう。
こうやって我々はこの許されざる世界の恐ろしい一面も見ることができたことになる。

いつもの”またファンサービスか”という議論をする人もいるだろうけど、もう一度見直して、その背後にある深い意味を見つけてほしい。このアニメは、頭空っぽにして楽しむタイプのものではなく、考えることを要求するタイプのアニメだ。
特に意味はないストレートなファンサービスと、キャラクター達の願望や成長・掘り下げを示すものには明確な違いがある。
今回の異性に関する興味のサインは重要なもので、それが彼らの行動に影響するし、彼ら自身を見つめることにもつながる。
(おしゃれ等の)女の子の基本的な願望、必要を満たす場面もあったね。
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戦闘については、ハルヒロ自身が言っているように、人はどんな環境にでも慣れるもので、実際彼らは少しずつこの世界に順応しはじめている。命を奪うことも前より簡単になっているのも明らかだ。彼らは、適応しなければ遅かれ早かれ死んでしまうと頭のスイッチを切り替えたんだろう。
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アニメの中で多くの音楽が使われているなあと思う人もいるかもしれない。これは結構特別だ。複数のアーティストがこのアニメに音楽を提供している。ある特定のアーティストが全部提供するのが普通なのに。

多くのアニメが光より早いテンポなのを考えると、このアニメは本当にスローペースだ。
忍耐を必要とするかもしれないけど、その価値はある。






◆ランタののぞきは、グループ内の関係にそれなりの影響を及ぼした。シホルはさらに殻に閉じこもってしまったし。ほとんどのアニメでは笑い飛ばしてしまうところだけど。
 でも、のぞきに関する話に時間を割きすぎて少し退屈だったかな。


↑ この作品の焦点はアクションではなく、グループ内の関係だと思う。
 だからこそこのアニメが大好きだし、とても良くできてると思う。
 キャラクターを重視したアクションアニメもたくさんあるけどね。






◆ランタ以外がなんで土下座して謝ってるのかわからないな。彼らはランタを止めようとしたんじゃないのか。
 アニメでよくある( prevalent )”1人が悪いのに全員を責める”っていうのはどうもね。
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↑ 原作の方では全員がのぞいてたんだけど、アニメでは描かれていないんじゃないかなあって思ったよ。原作読んでないけど。


 




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この週末まとめて見てみましたが、面白かったのでほんの少しだけ海外の反応を翻訳してみました。

丁寧な演出と不穏な雰囲気はなんとなくがっこうぐらし!を思い出しました。





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(海外の反応)

◆なんとなくファンタジー世界を見に来たって人達を裏切ってる(undo)のが好きだな。
 モンスターを殺して、宝物をゲットする?
 いや、血まみれになるし、ケガをすれば痛い、危険な生物を抑え込んで残酷にも殺さなければならない。彼らの叫びやうめき声が彼らが死んだ後でも耳に残るだろう。
 彼らはリアル世界の記憶のかけらを持っている。月が赤いはずはないと気付いている。ある奴は飛行機を彫っている。フィストバンプ(fistbump ※拳と拳を合わせる仕草)も何か意味していそう。
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↑ ゴブリンの子供たちが今日晩飯を食えなかったのは確かだな。




◆今回、この世界がどういう所なのかということを少し見ることができた。
 とりあえず自然界のシンプルな法則に落ち着く。殺すか殺されるかだ。
 
 そして戦い(combat)がどういうものかも見れた。彼らのやった間違いもね。

・交戦(engage)は完全に間違ってるし、裏目にでてる(backfire)
・ほとんどの間、最前線の人選が間違ってた
・グループ行動に時間がかかりすぎ(take eternity)
・周囲に全く気を配っていない
・敵の行動パターンをつかもうという発想がない
・武器の効率的な使い方を知らない
・敵への同時攻撃の仕方を知らない
・ほとんどの奴は敵を殺すことを怖がってるし嫌っている。

ゴブリンがじわじわ殺されるのを見るのが辛かったという人もいるかもしれないが、ゴブリンは最弱のモンスターで、ここまで人間の死については語られていない。これから話が暗くなっていきそうだ。


↑ アニメでは泣いたことないんだけど、今回の話はちょっとキタな。
 ゴブリンは必死に生き延びようとしたけど、叶わなかった。彼のことは1話から見てたからねT T
 殺すか殺されるかの世界らしい。
 キャラクター達がこの世界に馴染もうとしているのもいいね。すぐ世界に適応してしまう作品も多いから。
 キャラクターの成長を見れるといいな。


↑ ゴブリンの叫びは、仲間を呼んでいるのかと思った。そしたら地獄に変わってただろう。
 幸いそれは起こらなかったけど。


↑ 我々は基本的に彼らの目を通してゴブリンを見た。だれかゴブリンが人を殺したり、村を襲うのを見たか? 
 NO。だからゴブリン達は彼らによって殺されるための生物になってる。
 物語として面白い側面だよね。我々も彼らもまだゴブリンたちを憎んではいないんだ。






◆このまま良い仕事を続けてくれ。






◆ゴブリンを殺すことがあんなにぞっとするもの(gruesome)だと誰が知ってただろう。
 あの小さい奴は気の毒だな。
grim2-2


↑ 1話で火を囲んで笑ってたゴブリンたちを見たときには、ゴブリンたちにも少し同情してしまった。
 避けられない事とはいえ、死んでほしくなかったな。






◆キャラクターの掘り下げが良かった。最初の殺しのときには、心動かされるものがあったな。
 いわゆる俺強え系とはまた違ったけど、より満足できるものだった。






(インド・男性)
◆最初の殺しだったけど、だんだん慣れていくんだろう。
 素人の戦いだったけど、緊張感を感じることができた。すごく良くできてる。
 挿入歌も良かったな。穏やかで静謐な雰囲気にしてた。明らかに展開のペースはスローになったといえるけど、良かったね。1クールだからと言って急がないでほしい。
 ここまですごく良くできてるからペースは気にしないな。






◆ゴブリンの声って誰だろうって思った人、ゴブリンの声は、、、

ゴブリン






◆グリムガルの唯一いいところ




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