毎回長文の分析!?を書いている人がいて、それがそこそこ好評らしいので(いいね!がたくさんついてたり、youtubeコメント欄で言及されてたりもするので)、その人の長文の主な所と、その他反応を少しだけ訳してみました。
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(海外の反応)
◆あの小さな風呂事件の続きから話は始まる。
分かっている人もいるだろうけど、その背後にある意味がより明らかになったね。
あれはファンサービスシーンではないし、ファンサービスシーンとは考えられないもので、
彼らのお互いしっくりきていない(discomfort)関係を象徴する舞台装置(device)といえるものだ。
シホルはユメを除いて他のメンバーとかなり距離を置いているように見えるし、
あの数日を過ごした後でも彼らは親しい”友人”になるに至っていない。
彼らはまだどこか他人(strangers)のままで、ほんのちょっとしたことで分裂する可能性をもっている。
パーティーとしての成長は、お互いの関係の難しさを乗り越えることでもある。
彼らはまだ10代。ホルモンは出っ放しだし、考えは未熟だ。
それがまたリアルなキャラクター描写の一部になっていて、恋愛感情もないのにただ異性に惹かれていたりする。あの年代なら遅かれ早かれ経験するシチュエーションであり、普通の少年・少女であることの現れといえるだろう。
今回のエピソードでは彼らの経済的現状を見ることができた。
ホームレスになりそうな状況にあって、食料も、将来に対する展望もない。まずそれを我々に見せている。そしてボロボロになった下着を新調したらどれだけ幸せかということも。
彼らは金を稼ぐ差し迫った必要(dire)があるだけでなく、実際にほとんど金を持っていない。こんな感覚を知っている人間は我々の中にはいないんじゃないかな。でも、すごく貧乏で、しかも血塗られた方法でしか金を稼げないことを想像してみれば、とても鬱な気分になるだろう。
こうやって我々はこの許されざる世界の恐ろしい一面も見ることができたことになる。
いつもの”またファンサービスか”という議論をする人もいるだろうけど、もう一度見直して、その背後にある深い意味を見つけてほしい。このアニメは、頭空っぽにして楽しむタイプのものではなく、考えることを要求するタイプのアニメだ。
特に意味はないストレートなファンサービスと、キャラクター達の願望や成長・掘り下げを示すものには明確な違いがある。
今回の異性に関する興味のサインは重要なもので、それが彼らの行動に影響するし、彼ら自身を見つめることにもつながる。
(おしゃれ等の)女の子の基本的な願望、必要を満たす場面もあったね。
戦闘については、ハルヒロ自身が言っているように、人はどんな環境にでも慣れるもので、実際彼らは少しずつこの世界に順応しはじめている。命を奪うことも前より簡単になっているのも明らかだ。彼らは、適応しなければ遅かれ早かれ死んでしまうと頭のスイッチを切り替えたんだろう。
アニメの中で多くの音楽が使われているなあと思う人もいるかもしれない。これは結構特別だ。複数のアーティストがこのアニメに音楽を提供している。ある特定のアーティストが全部提供するのが普通なのに。
多くのアニメが光より早いテンポなのを考えると、このアニメは本当にスローペースだ。
忍耐を必要とするかもしれないけど、その価値はある。
◆ランタののぞきは、グループ内の関係にそれなりの影響を及ぼした。シホルはさらに殻に閉じこもってしまったし。ほとんどのアニメでは笑い飛ばしてしまうところだけど。
でも、のぞきに関する話に時間を割きすぎて少し退屈だったかな。
↑ この作品の焦点はアクションではなく、グループ内の関係だと思う。
だからこそこのアニメが大好きだし、とても良くできてると思う。
キャラクターを重視したアクションアニメもたくさんあるけどね。
◆ランタ以外がなんで土下座して謝ってるのかわからないな。彼らはランタを止めようとしたんじゃないのか。
アニメでよくある( prevalent )”1人が悪いのに全員を責める”っていうのはどうもね。
↑ 原作の方では全員がのぞいてたんだけど、アニメでは描かれていないんじゃないかなあって思ったよ。原作読んでないけど。